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名前 松 本 有 央
所属 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
e-mail xmatumo@erato.atr.co.jp

プロフィール

メッセージ

僕は昨年度まで大阪大学の基礎工学部生物工学科に所属しており、生理学的知見と理論的知見の両方をある程度もっています。そして大学での勉強は、脳を研究するのに最も役に立つものであったと考えています。生物から工学、さらに物理や化学の知識をもっていることは脳研究にとって最も重要な要素であると考えています。現在は奈良先端科学技術大学院大学に移り、ERATOにおいて人間の視覚に関する研究を行なっています。現在の研究はV1野でのフィルター形成の理論についての研究を行なっています。またintegrate and fire neuronを使用して顔ニューロンのようなものを形成する研究を行なっています。そして視覚野と連想記憶の関連モデルを形成しようとしています。人間には脳だけがあるというわけではなく、他の器官と連携して動いています。よってこのようなモデルを形成できるということになります。今回の題材を見てみると視覚の研究や発火率の研究というまさしく現在の研究に関連するものばかりです。そして題材のそれぞれについて一流の研究者が講演することは、将来の研究の題材にもなりうることを発見するかもしれません。また、講演者ぁw@wg議論することで新たな問題を発見し、そして解決する方法を見つけることが出来ると考えています。
このようなサマースクールが開校されることは非常に喜ばしいことであります。各研究分野で最先端の先生が講師で話を聞き、実習を行なうことですぐに技術を得ることが出来ることは滅多に無いことだと思われます。また、同じ目標をもった研究者と議論できることは刺激になると思いますし、新たな考えが浮かび上がって来ることは確実です。またこのスクールの特徴である実験と理論の両方が会得できる機会はこれ以外ほとんど無いと考えられます。理論だけ分かっていて、実験のことがほとんど分からないということは問題だと思います。生物がどのような特徴を持っているかを実験で確かめた上で、理論を立てるべきであります。順番はもちろん逆でも良いのですが。
今回のサマースクールで新たな知識を得、そして既存の知識をさらに洗練したものにしていきたいと考えています。そしてここで得た知識は将来の研究において確実に有益なものになると考えています。今回参加が可能になりまして、皆様に会えるのを非常に楽しみにしています。

 

 

 


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e-mail: niss99@erato.atr.co.jp
http://www.kawato.jst.go.jp/doya/niss99