名前 山　本　憲　司 所属 ATR人間情報通信研究所客員研究員 e-mail yamaken@etl.go.jp

プロフィール

メッセージ

小脳と脳幹は情報をrate codingしているが大脳皮質はpopulation coding もしているらしいと囁きながら眼球運動のモデルを作ったり、腕っぷしの 強い猿と格闘したりしているうちに、年月が過ぎた。年より若く見えると 思っていたが、最近、自分の写った写真を見たら「若く見える」のではな く「若作りしているように見える」ことに驚いた。summer schoolに参加 できることに決まって研究室の秘書さんに報告に行った。うちの研究室か らは多くの人が応募したのだが、いったいなぜ山本さんが選ばれたのだろ うと研究仲間のNと共に不思議がる（失礼な話だ）。
N:「若い人を優先するのであれば、o*君が選ばれて当然ですよねえ」
僕：「（うう、僕も十分若いぞ、、）そ、そうですよねえ。年からいうと 僕なんか生徒をせずに先生しててもいいくらいですよねえ。」
秘書さん：「年からいうとそうなんですけどねえ、、」
さて、秘書さんの言葉はいったいどういう意味だったのだろう。「年から いうと（o*君が選ばれるはず）なんですけどねえ、、」という意味なのか。 「年からいうと（山本さんは先生をしている年）なんですけどねえ、（山 本さんおバカさんだから先生は出来ませんよねえ）」という意味なのか。 未だに真意を怖くて聞けないでいる。さて、隣りでキキとハンドルを握り トレーニングに余念がない彼の小脳皮質は、どんな情報をcodeしているの か。眼球運動と異なり、腕運動の制御では、小脳皮質より運動出力側に大 脳皮質が待ち受けている。大脳皮質を知らねば彼の小脳皮質を知ることは できないに違いない、と囁いてみる。

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