2020年大阪大学集中講義

ヒト脳研究の方法論 2020年1月23、24日

近年、脳研究の研究成果を新聞やテレビ等を通して目にすることが多くなった。例えば、脳画像の上に活動パターンを白赤のカラーマップで表示されている画像を見たことがある人は多いだろう。そういった結果画像は、生の計測データに対して様々なデータ処理を行って得られるものだが、結果を正しく解釈するためにも新しい技術を開発するためにも、データ処理過程の中身を知ることは重要である。本講義では、fMRIや脳磁図などのヒト脳活動データで利用される計測方法、解析方法(統計処理、機械学習法)について幅広く概説する。具体的には、ブレインマッピング研究、デコーディング研究、コネクティビティ解析や電流源イメージング技術について解説し、方法論の観点からヒト脳イメージング研究を俯瞰することを目的とする。

レポート課題

1. 神経科学とヒト脳機能イメージング

2-1 機械学習法

2-2 統計的仮説検定

3. ブレイン・マシン・インタフェース

4. fMRI研究

5 EEG/MEG研究

6. EEG/MEG電流源イメージング

7. NIRS研究