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報道発表:脳活動計測で「指先の動きをPC上に正確に再現する」技術開発に成功

情報通信研究機構(以下NICT,宮原秀夫理事長)バイオICTグループの今水寛グループリーダーと国際電気通信基礎技術研究所(以下ATR,平田康夫社長)脳情報解析研究所の佐藤雅昭所長らは,人間の脳活動情報から四肢の運動を再構成する技術として,外科的処置なしに計測した脳活動を用いて,運動時間約0.4秒の指先の素早い運動を0.02秒ごとに位置推定する滑らかな動きでコンピュータ上に再構成することに成功しました.

この研究は,使用者の特別な訓練や身体的負担を必要とせず,普段通り指を動かすときの自然な脳活動から,この運動に関係する脳情報を効率的に読み出すことにより,自然で滑らかな運動を高い精度で再構成できることを世界で初めて示しました.このような脳活動による機械制御技術(BMI,ブレイン-マシン・インタフェィス)が,医療応用だけでなく,意図の通信などCUI・GUIに加わる新たな日常のユーザインターフェィスとして広く一般に使われるための道を拓いたものとも位置付けられます.

本研究成果は,当該研究分野の権威ある国際論文誌 NeuroImage(インパクトファクター 7.168)に掲載されます.

本研究の一部は,NICT委託研究「複数モダリティ—統合による脳活動計測技術の研究開発」により,ATR脳情報解析研究所が実施したものです.

さらに詳しくは以下の参考資料をご覧ください.

参考資料・リンク

脳情報通信総合研究所の報道発表

今水寛グループリーダー:スライド(脳活動から指先の動きを正確に再現する),関連ムービ1

佐藤雅昭所長:スライド(脳活動から運動を再現する要素技術),関連ムービ1関連ムービ2

脳活動の中から指先位置の推定に重要な部分を効率的に自動抽出する手法「スパース推定」をMatlab言語で実装したライブラリ:スパース推定ライブラリ