はじめに

脳情報通信総合研究所

Brain Information Communication Research Laboratory Group

cns

計算論的神経科学の手法を用いて、脳の機能を理解すること、そして、それによって得られた知見を応用し、すべての人にやさしいICT技術と未來型コミュニケーションを実現する情報通信の基盤技術としての「ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)」の開発をめざします。

認知機構研究所は、脳活動計測、ロボット工学、計算論的神経科学を組み合せ、脳の動作原理の理解のもとに、誰にでも、どこでも使える未來型コミュニケーションインタフェースの開発をめざしています。
脳情報解析研究所では、脳機能を理解するための脳活動非侵襲計測および推定法の開発を推進しています。より高精度な計測法を目指すとともに、様々な環境での脳活動計測を実現するため拘束性の少ない簡便な計測法も同時に研究を進めています。
脳情報研究所においては、脳から計測された信号を解読する脳情報デコーディング技術の開発、脳活動によって制御可能なロボットの開発、脳から得られた情報をリハビリテーションに応用する試みを推進し、脳情報を利用してすべての人の生活が豊かになる応用の道を模索しています。

ここ10年間の情報通信における進歩は目覚ましく、インターネットを使って必要な情報を簡単に検索できるようになり、音声だけではなく画像や動画による情報通信等が一般的になりつつあります。その一方、情報の氾濫、情報格差、膨大なエネルギー消費など、情報通信の進歩が真に国民生活の質や福祉の向上に繋がっているかについては、疑問の残るところです。 これらを解決するために、複雑な操作を必要とせず、思う通りに操作できるBMI技術の開発、体の不自由な方や高齢者を含む個人の特性に合わせ、人間の機能を高度に補うインタフェースの開発など、人間を中心としたコミュニケーションのあり方を追求してゆきたいと考えています。

脳情報通信総合研究所
脳情報通信総合研究所長 川人 光男